塩貝健人 写真:Getty Images

 U20日本代表FW塩貝健人は、オランダ1部NECナイメヘンから日本代表MF川村拓夢、FW北野颯太擁するオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクへ移籍する予定だったが、急きょ破談に。特別指定選手時代に在籍していた横浜F・マリノスにも影響があるという。

 塩貝の去就を巡っては、オランダ『VI』が5月29日にザルツブルク移籍が決定的だと報道。この時点でメディカルチェックと正式契約を残すのみであり、ナイメヘンは450万ユーロ(約7億3,700万円)とクラブ史上2番目に高額な移籍金を受け取る見込みだったという。

 しかし、ザルツブルクはメディカルチェックの際、塩貝のコンディションに問題があったとして、同選手の獲得を見送り。ナイメヘンの声明によると、両クラブ合意のもと移籍はキャンセルされたという。

 塩貝は横浜FCジュニアユースや國學院久我山高校、慶應義塾大学を経て、2024年1月から特別指定選手として横浜FMでプレーしていたが、同年8月にナイメヘンへ加入。横浜FM在籍期間はわずか8カ月だった。

 ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ナイメヘンからザルツブルクへの移籍により、横浜FMは連帯貢献金として2万ユーロ(約330万円)を手に入れる予定だった。しかし、土壇場での移籍破談により、当然ながら連帯貢献金は発生しない。