
サガン鳥栖からFC東京へ期限付き移籍中のブラジル人FWマルセロ・ヒアンに、クロアチア1部ディナモ・ザグレブが関心を寄せていた模様。海外移籍の可能性があるという。
クロアチア『germanijak』は6月10日、ディナモ・ザグレブの補強戦略を特集。これによると、同クラブは一部ストライカ-に退団の可能性があることから、センターフォワードのバックアップ要員としてヒアンの獲得を狙っていたとのこと。記事では「(サンフレッチェ広島OBの)ダリオ・ダバツSD(スポーツディレクター)は、日本のマーケットに詳しい。ヒアンのことについて何でも知っているだろう」と綴られているが、「日本のクラブ(鳥栖)がヒアンのディナモ・ザグレブ移籍を認めなかった」という。
ただ一方で、『germanijak』は選手サイドの意向について「ディナモ・ザグレブからのオファーが届くと、ヒアンの代理人は世界中で(他クラブへの)売り込みを始めた」とリポート。ディナモ・ザグレブ移籍の可能性は消滅したというが、日本国外移籍の可能性を模索しているとのことだ。
現在23歳のヒアンは、2022年8月にECバイーアから横浜FCへ移籍。横浜FCで1年半プレーした後、鳥栖時代の2024シーズンにJ1リーグ戦で14ゴール2アシストを挙げてブレイク。鳥栖のJ2降格もあり、同シーズン終了後にFC東京へ移籍。2025シーズンはJ1リーグ14試合の出場で4ゴールを挙げている。
一方、ディナモ・ザグレブは2023/24シーズンまでクロアチア1部リーグ7連覇を成し遂げていたが、2024/25シーズンは2位という結果に。現地メディア『sportsport』はシーズン最終戦終了後の5月26日、ダバツ氏がSD職を辞任する可能性を伝えていた。また、後任としてアルビレックス新潟やFC東京元監督であり、バルセロナ下部組織での指導経験を持つアルベル・プッチ・オルトネダ氏を招へいする可能性も取りざたされたが、アルベル氏本人がこれを否定している。