日本代表 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は6月10日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、インドネシア代表と対戦。MF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF鎌田大地(クリスタル・パレス)らのゴールで圧勝したが、北中米W杯グループステージの組み合わせに関わるポット分けで、ポット2入りが安泰とは言えなさそうだ。

 6月の国際Aマッチデーでオーストラリア代表に敗れた一方、インドネシア相手に勝ち点3を掴んだ日本。世界中のクラブや代表チームのランキングを扱う『フッティー・ランキング』によると、日本はFIFAランキングで格下のオーストラリア相手に敗れたことで14.83ポイント減少した後、インドネシア戦の勝利により3.42ポイント加算。順位は17位とオーストラリア戦後から変動はなかった。

 北中米W杯では出場枠が「48」に拡大され、1ポットあたり12チームという構成に。ポット1入り内定の開催国アメリカ、メキシコ、カナダがいずれも2桁順位であることなどを踏まえると、ランキング上位23か国がいずれもW杯本大会に出場する場合、ポット2入りの目安はランキング23位以上10位以下とみられる。

 日本は位で最終予選を終えたとはいえ、9月以降の国際親善試合では、FIFAランキングでほぼ同格のアメリカやメキシコと対戦することがすでに決定。くわえて、FIFAランキング1桁台のブラジルやアルゼンチンとマッチメイクする可能性もあるだけに、W杯本大会並みの厳しい戦いになることが予想される。

 一方、24位~30位にはトルコ、ウクライナ、スウェーデンなど、欧州強豪国がずらり。W杯欧州予選は9月以降も開催されるが、フランスやイングランドなどよりやや格下である代表チームの台頭も予想される。日本代表の9月以降の対戦カード、欧州勢の大幅なポイント加算が予想されるだけに、W杯ポット2確保へ少しの慢心も許されない。