松木玖生 写真:Getty Images

 FC東京から海外挑戦を果たしたU23日本代表MF松木玖生は、2025年6月30日でサウサンプトンからトルコ1部ギョズテペSKへの期限付き移籍期間が満了に。ブンデスリーガ移籍、日本代表DF菅原由勢とともにサウサンプトンでプレーする可能性がある中、サウサンプトンが保有選手の現状を明らかにしている。

 サウサンプトンは6月9日時点での残留予定選手を公式サイトにて公開。菅原と松木の名前が掲載されているだけに、松木はギョズテペSKから復帰して2025年夏のプレシーズントレーニングに参加する予定だ。ただ一方で、『The Ugly Inside』は「名前が掲載されている選手全員が残留するわけではない。何人かは2025/26シーズン開幕前に間違いなく移籍するだろう」と指摘。日本人選手2名に関しても、移籍の可能性が残っているとみられる。

 松木は2024/25シーズンのトルコ1部リーグ戦28試合の出場で2ゴール4アシストをマーク。サウサンプトンとの契約を2028年6月まで残しているが、同選手の去就を巡っては、2025年4月の時点でブンデスリーガのホッフェンハイム、アウクスブルクからの関心が取りざたされている。

 また、ギョズテペSKはブラジル2部アトレチコ・ゴイアニエンセからブラジル人MFハルドネイを獲得する模様。Jリーグ移籍の可能性も報じられていたハルドネイだが、トルコの移籍市場に精通しているジャーナリストのレサット・ジャン氏は6月はじめに「ギョズテペSKと3年契約締結で合意」と伝えている。

 この報道内容を踏まえると、ギョズテペSKは松木の退団を想定した上で、同じく守備的ミッドフィルダーのハルドネイの獲得に動いたと考えられる。サウサンプトン復帰、欧州5大リーグ所属クラブへ移籍の可能性を含めて、松木の去就は依然として不透明だ。