
ブラジル1部ECヴィトーリア所属FWジャンデルソンは、MF松木玖生擁するトルコ1部ギョズテペSKへの移籍が決定的と報じられていたが、クラブ間合意に達していない模様。ボタフォゴFR時代にFWジュニオール・サントス(元柏レイソル、横浜F・マリノス、サンフレッチェ広島)とチームメイトだったブラジル人ストライカ-に、Jリーグ移籍の可能性が再び浮上している。
ジャンデルソンの去就を巡っては、ブラジル『ge』が6月3日に「ヴィトーリアのもとに、ギョズテペSKと日本国内クラブからジャンデルソンの獲得オファーが届いている」とリポート。ヴィトーリアは同選手を500万レアル(約1億2,700万円)とクラブ史上最高額で獲得したものの、パフォーマンスが移籍金額に見合わないとして、放出に応じると伝えていた。すると、『Itatiaia Esporte』など複数のブラジルメディアは5日、ギョズテペSK移籍で合意と報道。両者は3年契約を結ぶとみられていた。
しかし、ヴィトーリアの情報に詳しい『Ecv Gols』は9日に「ヴィトーリアはジャンデルソンをギョズテペSKへ放出するか、まだ決定を下していない」と報道。同クラブはトルコ国内クラブからのオファーを受けて、カウンターオファーを提示。返答を待っているというが、移籍金の引き上げを要求したことにより、破談の可能性も考えられる。また、選手本人は今もなおヴィトーリアでトレーニングを続けているという。
現在26歳のジャンデルソンは、身長189cmで両利きのストライカー。ブラジル国内の複数クラブを渡り歩く中、ボタフォゴFRではサントスとのポジション争いで敗れ、2023シーズンのブラジル1部リーグ戦でスタメン出場2試合に終わっていた。
そして2024年にボタフォゴFRからヴィトーリアへ移籍。加入1年目にリーグ戦14試合で先発出場すると、2025シーズンもここまでリーグ戦11試合中9試合でスタメンに名を連ねているが、1ゴールと結果を残せていない。ギョズテペSK加入報道から一転、Jリーグクラブからのオファーを受け入れる可能性もあるだけに、ジャンデルソンの今後に注目が集まりそうだ。