よく目にする簡単な漢字でも、「じつは正しく読めていない…」なんてこと、ありませんか? 今回は「飛田給」という駅名の読み方についてご紹介します。あなたは正しく読めますか。

■「飛田給」って何と読む?

Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女754名を対象に「飛田給」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、「ひだきゅう」と読むと答えた人が37.1%。続いて、「とんだきゅう」と読むと思うと回答した人が20.5%でした。

「飛」という文字を「ヒ」や「とぶ」と読むことが多いため、読み間違えてしまう人が少なくないようです。

■正しくは「とびたきゅう」

なお、「飛田給」の正しい読みかたは「とびたきゅう」。今回の調査で正しく読めた人は、全体の42.3%にとどまりました。

「飛田給」を正しく読める人のグラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

とくに南関東在住者の正解率が55.3%と高かった一方で、九州・沖縄地方では正解率が24.3%と最も低い結果に。

■「飛田給」ってどんなところ?

「飛田給駅」は、東京都調布市にある京王線の駅。

周辺は閑静な住宅街で、普段は落ち着いた雰囲気ですが、Jリーグ・FC東京のホーム「味の素スタジアム」がすぐそばにあるため、イベントやJリーグの試合がある日は、駅周辺が一気に賑わいます。

新宿駅から京王線で約20〜25分程度で、各駅停車のほか、イベント時には準特急も停車するため、都心へのアクセスも良好です。

■名前の由来は…

地名の由来には諸説あります。そのひとつが、武士などの「給人(きゅうにん)」に「飛田」という土地が与えられたことから「飛田給人(とびたきゅうにん)」、そして「飛田給」へと変化したとする説。

また別の説では、荘園制度が盛んだった時代に、「飛田某(とびたなにがし)」と呼ばれる荘園領主から給された土地(給田地)だったことに由来するとされています。

「飛田給」という地名を初めて見た人も、これで正しく読めるようになったのでは? 地名の由来や歴史に触れると、その土地が少し身近に感じられるかもしれませんね。

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(文/Sirabee 編集部・丸井 ねこ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年5月15日~2025年5月21日

調査対象:全国10代~60代の男女754名