サガン鳥栖 写真:Getty Images

 サガン鳥栖は1年でのJ1昇格を目指す中、補強に向けて動いている模様。クラブ幹部と大手代理人の接触が明らかになっている。

 エージェント会社『UNIO』のCEO(最高経営責任者)を務め、FIFA公認の代理人であるキム氏は6月9日、インスタグラムを更新。鳥栖のスポーツダイレクターを務める同クラブOB池田圭氏とのツーショット写真をアップするとともに、「貴重なお時間いただき、ありがとうございます。空港まで送ってくれたりして!最高っす!また韓国か鳥栖で」とコメントを添えている。

 2人が面会した場所は日本国内だが、会話の内容は明かされていない。ただ、2025夏以降の補強を見越した上での動きとみられるほか、鳥栖が『UNIO』の顧客である選手の獲得に動く可能性も考えられる。

 『UNIO』は韓国に本拠地を置くエージェント会社であり、MF天野純、MF喜田拓也(いずれも横浜F・マリノス)、MF手塚康平(柏レイソル)、DF小池龍太(鹿島アントラーズ)、GK新井章太(ヴィッセル神戸)など、多数の日本人Jリーガーを顧客に持っており、MF日野翔太やMF楢原慶輝など一部の鳥栖所属選手のエージェントでもある。

 なお、キム氏は2025年4月、セレッソ大阪のアーサー・パパス監督とソウル市内で面会したことを、インスタグラムにて報告。池田氏と面会する前には、YBCルヴァンカップのプレーオフラウンド第2戦・サンフレッチェ広島対アビスパ福岡を現地視察している。一方の鳥栖は6月の特別登録期間で、GKヤン・ハンビンを韓国の城南FCへ放出している。