トランプ大統領は、ロサンゼルスで行われた移民政策に対する抗議デモに対し、州兵を動員する決定を下しました。この動きは、デモ参加者への対応として物議を醸しており、法的な正当性が問われています。

トランプ大統領は、合衆国法典第10編(Title 10 of the U.S. Code)を根拠に、州兵を連邦化し、デモの鎮圧に動きました。この法律は、反乱や国家の安全保障上の脅威がある場合に軍を動員できると定めている。しかし、不法移民摘発への反発から生じたデモが、果たして「反乱」に該当するのかは疑問です。

州兵の指揮権をトランプ政権に奪われたカリフォルニア州知事、ギャビン・ニューサム氏は、州兵を派遣する必要性はそもそもなかったと主張し、「州権の重大な侵害」が行われたとして強く非難しています。