
元U20日本代表DF松田隼風には、完全移籍移行によるハノーファー残留が噂されていたが、6月はじめに期限付き移籍期間満了による退団が正式決定。水戸ホーリーホック復帰や海外挑戦続行の可能性がある。
現在21歳の松田は、U20日本代表の一員としてFC U20アジアカップやFIFA U20ワールドカップに参戦するなど、国際舞台で実績を積み重ねると、2023年6月に水戸の育成業務提携先であるハノーファーへ期限付き移籍。海外挑戦1年目はU23チームの一員として、ドイツ4部リーグ28試合の出場で3ゴールと結果を残していた。
この結果が評価され、1年の期限付き移籍期間延長により、2024/25シーズンもハノーファーの下部組織でプレー。シーズン通してセカンドチームに帯同し、ドイツ3部リーグ戦34試合の出場で1ゴール4アシストをマークした。
2025年5月中旬のシーズン終了間近には、ハノーファーの情報を専門に扱う『Androesen96』で10万ユーロ(約1,600万円)の買い取りオプションが行使される可能性、トップチームでサイドバックの控え要員となる可能性が報じられた松田だが、クラブは6月6日に退団を発表。日本人サイドバックをはじめ、計27選手が同クラブの下部組織を離れることになった。
一方、2025シーズン後半戦をレンタル元である水戸でプレーする可能性については現時点で報じられていない。ドイツ3部リーグで結果を残しただけに、海外の他クラブからオファーが届く可能性も考えられるところだ。