今年で125回目となる全米オープンは2025年6月12日から15日までペンシルベニア州のオークモントCCで開催される。連覇を目指すブライソン・デシャンボーやスコッティ・シェフラー、ロリー・マキロイに加え、新星の台頭もありえる今回のみどころを紹介したい。
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【注目ポイント1:全米オープンゴルフとは】
1895年にニューポートCCで産声を上げた全米オープンは、4大メジャーの中でも特に難易度の高いコース設定になる。今大会の舞台オークモントCCは、1927年以来10度目の開催を迎える。
【注目ポイント2:優勝争いの行方は?】
賞金ランキング1位のスコッティ・シェフラー(アメリカ)は、 クエイル・ホローCで行われた全米プロゴルフ選手権を5打差の圧倒的内容で制し、メジャー3勝目。正確なフェードで深いラフと硬いグリーンを打ち砕く。賞金ランキング2位でシェフラー最大のライバルであるロリー・マキロイ(北アイルランド)は、今年のマスターズを制覇し、悲願のキャリアグランドスラムを達成、勢いはある。ほかでは新鋭のルードヴィッヒ・アベルグ(スウェーデン)は、ジェネシス招待に優勝、ザ・セントリーで5位タイに入るなど、今年も安定した成績を残しており、プレースタイルも、今回の狭いフェアウェイで真価を発揮しそうだ。
【注目ポイント3:日本人の活躍は?】
松山英樹は、年明けのザ・セントリーを大会新記録となる35アンダーで制し、好調を維持。全米オープンは2017年に首位と4打差の2位タイになっており、2021年のマスターズに続くメジャー複数勝利を視野に入れる。
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オークモントを制するのは、精緻なコースマネジメントか、爆発的ショット力か。全米最難関の舞台を攻略し、真の王者に輝くのは誰か。注目の一戦が近づいている。