
タイトル獲得が義務付けられているレアル・マドリード(スペイン1部)だが、今季のラ・リーガでは2位、コパ・デル・レイでは準優勝、チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト8敗退と無冠に。カルロ・アンチェロッティ監督が今季限りで退任し、シャビ・エルナンデス氏が新指揮官に就任した。
捲土重来を目指す来季に向けてすでにスペイン代表DFディーン・ハイセン、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドをすでに獲得済み。スペイン『アス』によれば、マドリードはレアル・ソシエダ(スペイン1部)でプレーするスペイン代表MFマルティン・スビメンディを中盤強化のラストピースだと考えているという。
同選手は今夏のアーセナル(イングランド1部)移籍が有力視されていたが、選手本人がスペイン残留を望んでいることと、マドリードからの動きを待っていることから交渉を停止している模様。その背景にはソシエダの下部組織で共闘したシャビ・アロンソ氏と良好な関係を築いていることが要因だという。
ただ、スビメンディには6000万ユーロ(約99億円)の契約解除金が設定されており、マドリードはカスティージャやトップチームの若手選手を無償レンタルすることで移籍金を引き下げたいと考えているとのこと。仮にソシエダが応じなければ、最終的に契約解除金を満額支払うかの判断を迫られるようだ。
また、アーセナルが年俸1000万ユーロ(約16億4,000万円)を提示しているのに対して、マドリードは初年度で600万ユーロ〜700万ユーロ(約9億9,000万円〜約11億5,000万円)までしか提示できないという。そのため、スペイン代表MFがマドリードに移籍するためには年俸面での妥協を受け入れなければいけないようだ。