
フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世には、プレミアリーグ方面からの関心が報じられているが、今夏移籍の可能性が高まっているという。
オランダ『FR12』は6月8日、フェイエノールトの補強戦略を特集。ギョズテペSKでMF松木玖生とチームメイトであるFWホムル・カルドーソの獲得に動いているが、これによると、ギョズテペは2025年1月に250万ユーロ(約4億1,000万円)の買い取りオプションを行使し、カルドーソを完全獲得。フェイエノールトに対して800万ユーロ(約13億2,000万円)以上の移籍金を要求する見込みだという。
カルドーソは身長193cmで右利きのストライカ-であり、2024年2月にブラジル1部アトレチコ・パラナエンセからギョズテペへ移籍。2024/25シーズンのトルコ1部リーグ戦29試合の出場で13ゴール9アシストと結果を残しているだけに、フェイエノールトは上田よりも決定力のある選手として高く評価しているとのことだ。
一方で上田の去就を巡っては、オランダ『VI』が6月2日にプレミアリーグ移籍の可能性を報道。ただ関心を寄せているクラブ名や正式オファー、交渉の有無には触れられていない。
しかし、『FR12』はフェイエノールトとの契約を2028年6月末まで残している上田について「カルドーソが加入するとなれば、上田にとって新たなクラブ探しのチャンスとなる」とリポート。2024/25シーズンのオランダ1部リーグ戦21試合の出場で7ゴール1アシストを挙げた日本代表ストライカ-のパフォーマンスを「今のところ目立った活躍を見せていない」と斬った上で、「好条件のオファーがあれば、フェイエノールトは協力的だ」とクラブのスタンスもあわせて伝えている。
メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの負傷離脱を受け、2024/25シーズンでのブレイクが期待された上田だが、今もなお現地メディアや識者からの評価は低いままだ。パフォーマンスが移籍金に見合っていないとの意見も相次いでいるが、果たしてプレミアリーグ所属クラブからオファーが届くことはあるのだろうか。