福井光輝 写真:Getty Images

 セレッソ大阪は6月8日に行われたYBCルヴァンカップのプレーオフラウンド第2戦で、横浜FCに0-4と敗北。2試合合計スコア4-5でプライムラウンド進出を逃したが、退場処分を受けたGK福井光輝に対するアーサー・パパス監督の態度が話題になっている。

 福井は0-0で迎えた42分、ロングボールが自陣に放り込まれたことにより、前へ飛び出す。しかしボールを処理できず、FW森海渡がドリブルでペナルティエリア内へ侵入したところを後ろから止めてファウル。決定機を阻止したとして、御厨貴文主審からレッドカードを提示された。

 退場処分を受けた後、福井はベンチにいた選手やスタッフ等に対して謝罪。ピッチサイドにいたアーサー・パパス監督ともコミュニケーションをとろうとしたが、指揮官は同選手と目を合わせなかったという。このパパス監督の対応を踏まえると、指揮官の中で福井の退場を受けてネガティブな感情が芽生えたと同時に、ゲームプランが大幅に狂ったと考えられる。

 パパス監督は福井の退場により、GKキム・ジンヒョンをピッチへ送り出したが、同選手は森のPKを止められず失点。後半に次々とゴールネットを揺らされただけに、試合後にはファン・サポーター等の間で、福井のプレーを巡り様々な意見が飛び交っている。

 まさかの敗戦で、タイトルをひとつ逃すことになったC大阪。6月11日に天皇杯2回戦を控えているほか、14日にはJ1リーグのFC東京戦に臨むが、福井の出場停止の対象試合についても話題になっている。キム・ジンヒョンにかわり3月末からスタメン出場が続いていた福井の今後や、パパス監督による正GK変更の可能性に注目が集まる。