また、潔癖症が多いのも特徴です。私の民泊物件ではありませんが、投資している奥飛騨の温泉宿では部屋の中に虫がいるというクレームが日本人宿泊者から頻繁に入ると聞きました。清掃をきちんとしても自然界の動物を完全排除はできません。虫が嫌なら田舎の温泉宿に来なければ良いのです。
さらに、宿泊後のレビューが辛口なのも特徴のようです。ポジティブな評価よりも粗探しのような投稿が多く、5段階の評価ポイントで3を付ける人が多いそうです。外国人の多くが5を付けるのとは対照的です。
多くの日本人宿泊者は5段階の3というのは「普通」という意味ではなく「不満が多い」という意味であることを理解していないのです。宿泊サイトの中には評価3が一定数増えると、クオリティが低いと判断されリスティングから削除される場合があります。
どこから来た宿泊者かに関係なく好ましくない宿泊者を排除するためには、予約を断ることができるだけの集客力が必要になります。宿泊者が宿を選ぶだけではなく、宿泊施設の運営者が宿泊客を選ぶ。そんなフラットな関係を作っていくことが民泊ビジネスの成功のカギになるのです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年6月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。