佐野海舟 写真:Getty Images

 2024/25シーズンのブンデスリーガでの活躍が評価され、マインツ所属の日本代表MF佐野海舟の市場価値が過去最高額となった。6月5日に移籍情報サイト『トランスファーマルクト』がブンデスリーガの市場価値を更新し、佐野は2,000万ユーロ(約33億円)というキャリアハイを記録。リーグ内のクラブ全体の市場価値を最も上げたのはマインツであり、佐野はその要因の一つとして名を連ねた。

 その佐野は6月開催のFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選2試合(5日対オーストラリア代表(0-1)、10日対インドネシア代表)に挑む日本代表メンバーにも選出された。しかし、佐野はJ1の鹿島アントラーズを退団した直後の20204年7月に、不同意性交の容疑で逮捕された経緯がある(不起訴処分)。そんな事情もあり、佐野の市場価値上昇について、SNSで情報が流れると好意的な意見も寄せられたが厳しい意見も多数見られた。

 「日本代表には戻って来なくていいです」「代表には要りません。 W杯まで後1年。誰か他の選手にチャンスを」といった強い否定的なコメントが見受けられた。

 一方で、佐野の市場価値のさらなる上昇を期待する声や応援メッセージも存在し、「まだまだまだ上がる」「W杯後は50億は硬い」「40億でもおかしくない」「私は佐野海舟選手を応援してます!
MF遠藤航(リバプール)とのダブルデュエル楽しみです!」といった前向きなコメントも見られた。

 ブンデスリーガの他の日本人選手では、フライブルクの日本代表MF堂安律が2,500万ユーロ(約41億円)、ホルシュタイン・キールの日本代表FW町野修斗も500万ユーロ(約8億円)へ上昇し、個々の実績がしっかりと反映されたようだ。