
シンガポール・プレミアリーグ(SPL)で、同リーグ1部のゲイラン・インターナショナル所属の元JリーガーFW土井智之が前人未踏の記録を打ち立てた。
土井は今2024/25シーズンのリーグ戦で44ゴールを挙げ、全公式戦では50ゴールの大台を記録し、アシスト数の11も含めると61ゴールにも関与。今後も塗り替えるのが極めて困難と思われる個人記録を残してシーズンを終えた。
土井は今シーズンSPLにおいて開幕5試合で9ゴールを挙げ、ハットトリックを8度記録、6試合で13ゴールという期間もあった。リーグ戦で記録した同選手の44ゴールという数字は、ミルコ・グラボバツ氏(2008年引退)が2001年シーズンに記録した38ゴールを上回り、リーグ史上最多得点記録を更新するものとなった。
さらに土井は今シーズンのSPL年間表彰式において、年間最優秀選手賞(SPL Player of the Season)を受賞した。土井にとってこれがSPLでの初年間最優秀選手賞受賞ではない。2021シーズンに当時所属していたSPLのホウガン・ユナイテッドで19ゴールを挙げて得点王となり、同年の年間最優秀選手賞にも選出されている。
また、2020シーズンのアルビレックス新潟シンガポールでのリーグ優勝は、土井にとって現時点で唯一のクラブでのタイトル獲得経験となっている。
同選手は2022シーズンに当時J3の藤枝MYFC(現J2)に所属しており、リーグで17試合に出場し4ゴールを記録している。
土井はゲイランとの契約が6月30日までとなっており、今シーズン限りでの退団が既定路線と見られている。今後の所属チーム名については現時点で公式発表はないが、タイ・リーグ1への移籍が噂されている。