デジタル作成されたお尻の画像では、一つにつき3つの角度でその魅力度が評価されます(上図を参照)。
1つ目は真横からの角度で、体の前後方向のお尻と太ももの幅の比率に当たります。これはお尻の突出量を調べるものです。
2つ目は斜め方向の角度で、脊椎の末端部である仙骨とお尻の割れ目を直線ACとし、仙骨からお尻の窪みになっている部分の最遠部を直線ABとして、その角度を調べます。
これはお尻を斜めから見たときの膨らみやボリューム感を表します。
3つ目は真後ろの角度で、お尻の縦幅と横幅の比率を調べます。
これは後ろ正面から見たときの全体的な大きさや丸みに相当します。
そして参加者には以下の5タイプのバリエーションを提示し、どのお尻が最も魅力的かを答えてもらいました。

その結果、最も理想的で望ましい男性のお尻は、上図の中央列のお尻であることが判明しました。
具体的に3つの角度で言うと、前後方向の太ももの幅に対するお尻の幅の比率が1.18倍、斜め方向から見たACとABの角度が60度、お尻の横幅に対する縦幅の比率が0.66倍のときでした。
3つの角度別に見ると、他にも魅力度の高いものはありましたが、3つの角度すべてを合わせて全体的に評価が高かったのは上図の中央列のお尻となっています。

つまりは、横から見たお尻の突出量が中程度で、サイズ感も小さすぎず大きすぎない均整の取れたものといえます。
この一言で片付けてしまえば、何か単純な結果である印象を受けますが、研究主任のアシット・パテル(Ashit Patel)氏は「最も魅力的に感じられる男性のお尻の形を調べた初の成果である」と話しました。