ヤン・ファン・デン・ベルフ 写真:Getty Images

 ベルギー人DFヤン・ファン・デン・ベルフは先日、オランダ1部NACブレダからジュビロ磐田へ完全移籍。スパルタ・ロッテルダムで日本代表MF三戸舜介のチームメイトであるノルウェー人FWトビアス・ローリッセンの磐田移籍報道に言及したほか、Jリーグ挑戦に対する特別な思いも語った。

 身長196cmと長身ストライカ-のローリッセンは、2024/25シーズンのオランダ1部リーグ戦33試合の出場で10ゴール2アシスト。現地メディア『VI』は6月4日、磐田やイングランド2部所属のオックスフォード・ユナイテッド、ミルウォール、ハル・シティからの関心を伝えている。

 米メディア『ESPN』で6月8日に掲載されたインタビュー記事によると、ファン・デン・ベルフは「磐田はオランダから数名を獲得する意向を示していた」とした上で、「ローリッセンに関する報道は知っているけど、彼は素晴らしいストライカーだと思う。僕の個人的な意見だけど、エールディビジで最も対戦するのが難しいストライカーのひとりだ。彼が磐田に来てくれることを心から願っている。いつでも僕に連絡してくれたらいいね」と、ノルウェー人ストライカーの資質を評価している。

 また『ESPN』によると、ファン・デン・ベルフは磐田と3年契約を締結。同選手は「この年齢で、これほど魅力的な挑戦はそんなにない。サウジアラビアや中国よりも日本の方が良い選択肢だね。僕はずっと海外挑戦したいと思っていた。日本は常に(行き先の)上位候補だったよ」とJリーグ挑戦を前向きに捉えているが、磐田移籍に至るまでの過程についてこう述べている。

 「今年1月、オランダ1部リーグのトゥウェンテ戦で磐田の幹部が僕のところに来てくれて、『君のパフォーマンスに感銘を受けた』『素晴らしいゲームだった』と声をかけてくれたんだ。本当に嬉しかった。4月にはクラブとの交渉で進展があった。J2だけど、そこでプレーしているオランダ人の選手たちは『J2はハイレベルだ』と言っていたよ」