伊東純也 写真:Getty Images

 日本代表MF伊東純也は、スタッド・ランスでFW中村敬斗やDF関根大輝らとチームメイト。クラブの2部降格により、2025年夏の移籍が必至とみられるが、ここに来てFIFAクラブワールドカップ出場クラブへ加入する可能性やリーグアン他クラブでプレーする可能性が浮上。Jリーグ復帰、町田ゼルビア移籍の噂も飛び交っている。

 ブラジル『fogao do meu coracao』は6月7日に「ボタフォゴFRが日本人ストライカー、伊東純也の獲得を狙う」とリポート。これによると、同クラブはベンフィカ所属FWアルトゥール・カブラルの獲得に向けた交渉の最終段階にあるが、同時に伊東の獲得にも向かっている模様。「問い合わせを行っている」と報じたが、正式オファーや交渉の有無には触れていない。

 ボタフォゴFRはMF本田圭佑(現無所属)、FWペドロ・ハウル(元柏レイソル)、FWジュニオール・サントス(元柏、横浜F・マリノス、サンフレッチェ広島)らの古巣。サントスを擁した2024シーズンに、クラブ史上2度目となるブラジル1部リーグ制覇を成し遂げたほか、コパ・リベルタドーレスで初優勝。クラブW杯出場権を獲得しただけに、6月10日まで設けられている特別登録期間での大型補強を模索している可能性が考えられる。

 ただ一方で、フランス『but football club』は「伊東がブラジルでどのような活躍をするのか疑問」と指摘。アメリカの実業家ジョン・テクストル氏がオリンピック・リヨンとボタフォゴFRの経営権を有していることを踏まえた上で、「ボタフォゴFRが伊東を獲得し、その後にリヨンへ期限付き移籍させる可能性もある」と綴っている。

 一方で伊東の去就を巡っては、日本サッカーの情報に精通しているジャーナリストのダニーロ氏が6日に「Jリーグ復帰の可能性がある。町田ゼルビアが関心を示しているとの噂もある」とリポート。その一方で、プレミアリーグ所属クラブからの関心も伝えている。ランスとの契約を2026年6月まで残している日本代表アタッカーの去就に注目が集まる。