
J1のセレッソ大阪が6月4日にマレーシア代表キャプテンのDFディオン・コールズを獲得したことを発表した。J1リーグでプレーする初のマレーシア人選手となるこの移籍は、C大阪サポーター以外のファンもその実力が気になるところだ。
コールズは、2023年1月からタイ・リーグ1のブリーラム・ユナイテッドでプレーし、2年半の在籍でリーグ3連覇を含む複数のタイトルを獲得。直近では20年ぶりに開催された2024/25ASEANクラブ選手権での優勝にも貢献した。
ブリーラム退団の発表前からC大阪への移籍が噂されていたコールズは、母親の母国であるマレーシアで生まれたが、父親の出身国ベルギーで育ち、ベルギー代表としてU-21までプレーした経歴を持つ。2021年にマレーシア代表を選択してからは、中心選手として定着し、現在は代表のキャプテンを務め、プレーはもちろんのこと、精神的な支柱としてもとしてもチームを牽引している。
欧州では クラブ・ブルッヘ時代(2015-2020)にベルギー1部リーグ(ジュピラー・プロ・リーグ)優勝を2度(2015/16、2017/18)経験し、その後はデンマーク1部のミッティラン(2020-2022)とチェコ1部のFKバウミト・ヤブロネツ(2022)でもプレーした。
なお、コールズはマレーシア代表としての活動のため一時帰国しており、14日に開催されるJ1のFC東京戦での初出場に期待がかかっている。