マルティン・スビメンディ 写真:Getty Images

 日本代表FW久保建英とラ・リーガのレアル・ソシエダでチームメイトのスペイン代表MFマルティン・スビメンディは、プレミアリーグのアーセナルへの移籍が確実だと様々なメディアで報道されていた。しかし、ここにきてこの移籍騒動に関して新たな動きがあったようだ。

 UKメディアの『TeamTalk』は6月6日、スペインメディアの『Defensa Central』の報道を引用する形で、スビメンディがアーセナルへの移籍を取りやめ、スペインの強豪レアル・マドリードへの移籍を検討していると伝えた。

 BBCのサミ・モクベル記者は、5月28日にUKメディアの『Daily Cannon』で、スビメンディがアーセナルへの移籍に向けて「メディカルチェックを受ける予定であり、関連書類もすべて整っている」と報じていた。

 しかし『Defensa Central』によると、スビメンディはアーセナルがシーズンを通して安定してタイトル争いを続けられるかどうかに疑問を抱いており、それが移籍を見送る理由の一つになったという。

 また、スビメンディは過去にソシエダのBチームでマドリードのシャビ・アロンソ監督が指揮を執っていた時代(2019-2022)に指導を受けた経験がある。この経験が同選手の今回の移籍に対する考えに大きな影響を与えた可能性も指摘されている。

 一方で、『TeamTalk』は『Defensa Central』が必ずしも信頼性の高いメディアではない点も指摘しており、今回の報道が事実であるかどうかは現時点で不明である。

 仮にマドリードがスビメンディの獲得に動く場合は、同選手の契約解除条項である6,000万ユーロ(約98億円)の減額を目指す可能性も伝えられている。