「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」創設者の「ひろゆき」こと西村博之氏が、公式YouTubeチャンネル『ひろゆき,hiroyuki』にてライブ配信を実施。高騰する米の価格について、今後の見通しと、今の内から「やっておいたほうがいいこと」について語った。

【動画】米の見通しについて語る

■「8月ぐらいまで」は下がるが…

視聴者から、米の価格高騰対策として政府が売り渡した備蓄米について、平日に仕事をしている人は購入できないとして「今後、買えるようになるんですかね?」との質問が。

ひろゆき氏は「なります。放っておけば。結局、今米が足りないという気がして、一生懸命米を並んで買っているだけで、膨大な量が出るので」と話す。

「結局、なぜ高かったのかというと、高値になるまで倉庫で貯めておいたぜ、っていうのがいるんですけど。これ、早めに出さないと損するよね、って形になるので、(在庫を)出し始めるので、結果として米不足はなくなるんじゃないかなと思います」としつつ、「…っていうのが、今年の8月ぐらいまでの話ですね」とも。

■猛暑の影響も

今回の配信タイトルは「来年、お米の値段はまたあがるよ。」となっており、米の価格下落が、備蓄米を放出して5キロ2,000円台で販売されていることに要因があるとして、「もう(今年の)米の作付自体は終わっていて。農協とかが『これぐらいの値段で買うよね』って言っている米の買い入れの値段自体はもう上がっちゃっているんですよ」と指摘。

さらに、今夏も猛暑が予想されており、米の生産量が減る可能性にも言及。今年備蓄米を放出したことから「来年は、備蓄米は出せません。さらにもっと備蓄を減らすって可能性はあるんですけど。もう1回ぐらい備蓄米を出すかもしれないんですけど、本来、備蓄米というのは何かあった時に取っておかなきゃいけない米なんですよ」と話す。

■「もし気になる人は」対策とは

米の価格を下げる対策として、長期的には「補助金を出しまくる、減反を止める、の両方をやらないといけないんですよ」と述べる。現在、減反を止める動きがないとして「米の作付面積自体は増えていません。今、もう米の量は決まっています。減反した量で作っているので米の全体量としては増えていません。さらに猛暑になって新米の量が少なくなります。ってなると、もう上がる以外ないよね」と悲観的な見方を示した。

そこで「もし気になる人は、今の内から早めに米の予約みたいなやつとか、農家と交渉して米サブスクみたいなのをやるとかっていう形で、たぶん先に押さえないと。結局、長期的には減反を止めない限りは、米の値段というのは、米不足というのは解決しません」と語っていた。