元日本ハムファイターズ、福岡ダイエーホークス、中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツ投手で野球解説者の武田一浩氏が『武田一浩チャンネル』に出演。ニューヨーク・メッツ千賀滉大が好調な理由を分析した。

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■「防御率1位」の千賀を絶賛

武田氏はロサンゼルス・ドジャース山本由伸の投球について持論を展開すると、「千賀はこの前も良くなくても勝ってるし、千賀もいいよね」と6月5日終了時点で、ナショナルリーグの防御率ランキング1位となっている千賀に言及。

スタッフが「メッツの場合は6、7回まで投げれば、後ろは良いというのは大きいでしょうね」と質問すると、同氏は「大きいよ。早めに代わってもリリーフがいるから、大丈夫そうだもんね」と語った。

■現役時代を回想して…

その後、武田氏は「先発ピッチャーとしては、僕らのときは6回まで投げられれば、 という。そのときの中日は後ろの投手が良くて」と中日ドラゴンズ時代を回想する。

続けて「岩瀬仁紀、落合英二、サムソンリー、ソン・ドンヨルがいたから、6回まで投げれば勝てるじゃんって周りが言うけど。当時は『先発ピッチャーが 6回までいいの?』みたいな感じだから。『7回まで行こうよ』とかさ、そういう時代だったから」とコメント。

さらに「今は時代が変わって、5回までがんばればいいかと。3イニング残して、先発ピッチャーが代わるぞ、勝ち星はどうだかわかんないよっていうところだよね」と語っていた。

■守護神・ディアスが盤石のメッツ

メッツは現在ナショナル・リーグ東地区の首位。強さの原動力は強力な投手陣で、そのなかでも千賀は6勝3敗防御率1.60と抜群の成績だ。

また、メッツはリリーフ陣が超強力。クローザーのエドウィン・ディアスはメジャー屈指の救援投手で、今シーズンも3勝0敗13セーブと抜群の成績だ。先発投手が早めに降板しても、リリーフ陣で勝ち切る力を持っている。

ティミー・トランペットの「Narco(ナルコ)」に乗ってマウンドに登場する光景は、メッツの名物だ。