レアンドロ(FC東京在籍時) 写真:Getty Images

 かつて鹿島アントラーズやFC東京に在籍していた元ブラジル代表FWレアンドロが、FIFAクラブワールドカップ開催に伴う特別登録期間で所属クラブを変えている。

 現在32歳のレアンドロは、2017年に鹿島へ移籍。来日1年目こそ2桁ゴールを挙げたが、翌2018年からコンディション不良により出場機会が減少。2020年に鹿島からFC東京へ移籍すると、FC東京加入1年目にリーグ戦26試合の出場で9ゴールと本来のパフォーマンスを発揮も、2021年以降は相手選手への肘打ち行為で度々問題となり、クラブから出場停止処分を科されることも。2023シーズンにアルベル・プッチ・オルトネダ元監督のもと出場機会を失い、同シーズン途中で契約解除により退団している。

 FC東京退団後は、一時ベトナム移籍の可能性が取りざたされたが、およそ半年にわたり新天地が見つからず。2023年12月にブラジル2部パイサンドゥSCへ加入したものの、出場機会に恵まれず、わずか半年で退団。再び数ヶ月にわたり無所属状態が続いたが、2024年10月29日にリオグランデ・ド・スル州選手権2部優勝クラブのモンスーンFCへ加入していた。

 モンスーンFCの一員として迎えた2025シーズンは、リオグランデ・ド・スル州選手権8試合中7試合のスタメン出場で2ゴールをマーク。順調な滑り出しを見せていたが、チームはノックアウトステージへの進出を逃した。すると、同選手は6月6日にブラジル4部所属のウベルランジアECへ移籍。ブラジル『ge』によると、両者は2025年12月までの短期契約を結んだという。

 なお、ウベルランジアECは7日開催のリーグ戦でアトレチコ・モンテ・アズルと激突。アトレチコには、2024年に不適切行為が発端で清水エスパルスを退団したFW森重陽介が在籍しているだけに、元Jリーガー同士の直接対決が実現するか注目が集まる。