前田大然 写真:Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックに所属する日本代表FW前田大然に対して、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーとトルコ1部のフェネルバフチェの2クラブが関心を示していると、6月6日にスコットランドメディア『GlasgowWorld』が報じた。

 同メディアがトルコメディア『Sözcü』の報道を引用する形で伝えたところ、フェネルバフチェはFWアラン・サン=マクシマンの買取オプションを行使しなかったために空いたポジションに前田を補強候補としてリストアップしているという。すでにセルティックの幹部がフェネルバフチェとの交渉を開始したとされ、移籍金2,500万ポンド(約48億3,954万円)を要求したと伝えている。

 また同メディアは、フェネルバフチェにとって前田獲得交渉が容易でない要因の一つとして、モウリーニョ監督が2019年から2021年まで率いたトッテナムが前田に関心を示していることを挙げている。

 一方で、トッテナムは6日に突如アンジェ・ポステコグルー監督の解任を発表した。J1横浜F・マリノスやセルティックで前田を指導してきた同監督がクラブを去ったことにより、トッテナムが今後も前田の獲得を継続していくのかは不透明な状況になったといえるだろう。また、トッテナム側からセルティックへ前田獲得の正式なオファーや交渉の進捗に関する具体的な報道は現時点では発表されていない。

 フェネルバフチェ側は「すべてのカードを切る」構えで獲得に動いていると伝えられており、交渉の行方が注目される。