常本佳吾 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズ在籍歴のあるDF常本佳吾は、2024/25シーズン限りでスイス1部セルヴェットFCを退団する見込み。元鹿島監督でセルヴェット幹部のレネ・ヴァイラー氏もクラブを離れたが、同氏の教え子にはJリーグ復帰の可能性が報じられている。

 スイス『maroons』は6月6日に「常本は欧州移籍ではなく、日本へ帰国か」とリポート。「最近まで、常本は日本代表入りも狙うため、より大きなリーグでプレーするチャンスを探っていると思われていた。しかし、欧州移籍を断念したという噂が広まっている。代理人に母国への復帰を希望していると伝えられている」と、去就の変化を伝えている。

 また、セルヴェットFCとの契約を2026年6月まで残している常本の移籍先については、「アレックス・シャルクの古巣である浦和がこのサイドバックに興味を示していると言われている」と伝えたほか、ヴィッセル神戸移籍や鹿島復帰の可能性も報道。記事では「常本にとって、古巣復帰を容易にする要因は何かあるだろうか?」と綴られている。

 ただ、浦和、神戸移籍や鹿島復帰の可能性については、日本国内の移籍情報を扱うXアカウントが同様の情報を発信。『maroons』が独自に入手した情報として、Jリーグ復帰の可能性を伝えているか不明とみられるだけに、欧州他クラブへ移籍する可能性があるかもしれない。

 現在26歳の常本は、2023年7月に鹿島からセルヴェットへ完全移籍。鹿島時代に指導を受けていたヴァイラー氏と再会すると、海外挑戦1年目から同監督のもとで右サイドバックの主力選手として活躍。2024/25シーズンはリーグ戦31試合の出場で1ゴール3アシストを挙げた。

 なお、『maroons』は2025年4月下旬の時点で「彼のもとには、すでにオファーが届いている」と報じていた。2024/25シーズン途中に日本代表入りへの思いを語っていた常本だが、果たして欧州・Jリーグクラブからオファーは届くのだろうか。