伊東純也 写真:Getty Images

 日本代表MF伊東純也は、スタッド・ランスでFW中村敬斗やDF関根大輝らとともにプレー。ランスのフランス2部リーグ降格により、今夏移籍の可能性が取りざたされているが、一部でJリーグ移籍の噂が飛び交っている。

 日本サッカーの情報に精通しているジャーナリストのダニーロ氏は6月6日、伊東の去就について「彼はランス降格後、Jリーグ復帰の可能性がある。町田ゼルビアが関心を示しているとの噂もある」と報じた一方で、「プレミアリーグ所属クラブも右ウインガーに興味を示している」とステップアップ移籍の可能性も伝えている。

 一方、フランス『L’Union』は6月6日にランスの2024/25シーズンを総括。2部降格という結果に終わったこともあり、全体的に辛辣な内容となっているが、リーグ戦33試合出場で4ゴール3アシストを挙げ、チャンス演出回数でリーグアントップ3入りを果たした伊東について「チームメイトのパフォーマンスの悪さが、伊東のメンタルに悪影響を及ぼした」と伝えたほか、「冬の移籍期間後に弱体化したランスは、伊東の個人的な目標に沿わなくなっていた」と、複数の主力選手を放出したクラブの決断を批判。これらのチーム事情をもとに、同選手の退団がほぼ確実との見解を示している。

 現在32歳である伊東とランスの契約期間は2026年6月まで。フランス国内の複数メディアは、2025年夏のランス退団が濃厚と伝えている。また、日本代表DF菅原由勢やランス元監督のウィル・スティル氏を擁するイングランド2部サウサンプトンも移籍先候補として報じられている。

 ただ一方で、伊東本人は2023/24シーズン終了後の時点でステップアップ移籍が難しいとの認識を示していた模様。インターネット動画配信サービス『DAZN』の制作番組「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、日本代表OBの内田篤人氏から「上(のクラブ)から引き抜かれることとか(あるでは?)。他の国とかありそうだけど」と訊かれると、「一番は、年齢とかじゃないですか。あと意外と高いという」とコメントしていた。