
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選・第9節、日本代表は6月5日にパースでオーストラリア代表と対戦し0-1で敗戦。予選無敗を維持してきたチームにとって初黒星となったこの一戦で、先発出場したJ1町田ゼルビアのGK谷晃生のプレーにクラブのファンからも疑問が噴出した。
問題の場面は後半3分、DF関根大輝(スタッド・ランス)からのバックパスを受けた谷が、ワンタッチで中盤に繋ごうとしたキックが弱くなり、相手選手にボールが渡る形に。そこから一気にピンチを招いたが、DF渡辺剛(ヘント)のカバーと相手のミドルシュートが枠を外れたことで、なんとか失点は免れた。だが、内容としては失点に直結してもおかしくないミスだった。
谷は、J1でも同様のミスを犯している。3月29日のJ1第5節・アビスパ福岡戦(2-2)では、味方からのバックパスを処理しようとして空振りし、そのままオウンゴールという形で先制点を献上。代表でも繰り返された軽率なプレーに対し、町田ファンからも冷ややかな声がネット上に相次いだ。
「谷をガンバ大阪から数億で買い取ったの本当に正解だったのかな…」「谷、ちょっと恥ずかしいわ」「谷、代表で出してもらえたのにキックミスしたらあかんやろ」「谷はそろそろああいうミスを無くしていかないとな、今後も代表選ばれるためには…」
町田を応援するファンからも、愛するクラブの選手であるにもかかわらず、代表での谷の姿に恥ずかしさすら覚える複雑なコメントも散見される事態となった。
この試合、谷はフル出場したが、試合終盤の90分には相手のシュートに対応できず、日本は決勝点を許した。谷は本大会出場に向け生き残りをかけたチャンスだったにもかかわらず、むしろ評価を下げる結果となったのかもしれない。