日本の夏と言えば海、花火、蝉の鳴き声、そしてユニクロのエアリズムである。近頃は蒸し暑い日が続くため、既にエアリズムを解禁した人も多いのでは。

しかし読者諸君は、このエアリズムが効果を最大限に発揮するには、サイズ選びが重要となってくるのをご存知だろうか。

■6割超が「少し大きめサイズ」と回答

以前Sirabee編集部では、全国の10~60代の男女605名を対象としたアンケート調査にて、エアリズム製品の「サイズ選び」に関するアンケートを実施したことがある。

エアリズムのサイズグラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

その結果、「少し大きめを選んだ方が良い」と回答した人物は全体の62.8%、「少し小さめを選んだ方が良い」と回答したのは37.2%と判明したのだ。

確かに、体にピタッと密着すると暑そうな印象を受けるが…。じつは、この先入観が曲者なのだ。

■エアリズムの「機能性」から考えると…

エアリズムの選び方について、ユニクロ公式では「エアリズムは体にしっかりとフィットした方が汗を素早く乾かし、ドライ機能を発揮します。自分のジャストサイズが少し小さめサイズをお選びいただくことをおすすめします」と、コメントしている。

そう、じつは「ゆとりのあるサイズ感」よりも「体にフィットするサイズ感」の方が、エアリズム本来の能力が発揮されるのだ。

ユニクロのエアリズム
(画像=『Sirabee』より引用)

「エアリズムを着用しているものの、イマイチ爽快さが感じられない…」という人は、一度サイズを見直してみてはいかがだろう。

■「機能性」か「好み」か

しかし、このサイズ選びはあくまで「エアリズムの効果を最大限発揮しやすい着用方法」としての選択である。

たとえば、前出の調査結果を性年代別に見ると、女性より男性の方が「少し大きめサイズ」を支持していることが分かる。この辺りは個人の好みにもよるが、男性の方がオーバーサイズを愛好する傾向があるのだろう。

エアリズムのサイズグラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

このように、衣類を選ぶ際は「機能性」の他に、ファッションとしての「好み」も重要となる。そのため、ユニクロも機能性の面からジャストサイズ、少し小さめサイズを推奨しているが、決して衣類のサイズ選びに「正解」は存在しないのだ。

様々なシーンに合わせて着用できるよう、複数サイズのエアリズムを持っておくのも良いかもしれない。