元読売ジャイアンツのウォーレン・クロマティ氏が自身のYouTube「クロマティチャンネル」を更新。3日に亡くなった長嶋茂雄さんにメッセージを送った。
■クロマティ氏が追悼コメント
巨人の帽子をかぶって登場したクロマティ氏は「日本は今、深い悲しみに包まれています。クロマティチャンネルも悲しんでいます」とコメント。
続けて「昨日、日本野球の真のレジェンド、日本球界そのものを意味する人を失った。ほかでもない、長嶋さんのことです。昨日長嶋さんが、お亡くなりになりました。日本野球界に大きな財産を残しての旅でした」と語った。
■最高のキャラクターだった
長嶋さんの功績をクロマティ氏は「1965年から1973年まで17年間活躍し、多くの賞を受賞し、巨人の9連覇に貢献した。生涯打率が3割を超え、最高のキャラクターでもありました。何度かお会いしましたが、最高の人柄でした」と振り返る。
そして「彼のプレーに熱狂しているファンの映像も見ました。なによりも日本球界にとって、かけがえのない宝でした。彼こそが野球のDNAなのです。日本中が彼の旅立ちを悲しむでしょう」と偲んだ。
■「ありがとうございました」とメッセージ
クロマティ氏はさらに「私の監督だった王貞治さんも、長嶋さんの親友でした。堀内恒夫さんなど、かつての名選手たちにも、遺産を残してくれました」と話す。
長嶋さんが歴史を作った巨人に自身が所属したことについて、「長嶋さんと同じユニフォームを着ることができて誇りに思うし、彼のレガシーは永遠に生き続けます。長嶋さんとご家族に申し上げます、“ありがとうございました”」と語った。
■ファンから感謝の声
クロマティ氏は1984年から1990年までの7シーズン巨人でプレー。この期間の監督は王貞治氏と藤田元司さんで、長嶋さんは1980年オフに巨人監督を事実上解任され、スポーツキャスターや解説業をこなしていた。
接点が多くなかったクロマティ氏による追悼動画に「コメントありがとうございます」「感謝です」などの声が上がっている。