谷晃生(写真右) 写真:Getty Images

 日本代表は6月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、オーストラリア代表に0-1で敗北。スタメン出場したGK谷晃生(町田ゼルビア)のプレーが話題になる一方で、鹿島アントラーズOBの内田篤人氏が森保一監督や日本サッカー協会(JFA)によるGK陣のメンバー選考に疑問を呈している。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で6月6日配信開始の「内田篤人のフットボールタイム」では、鹿島所属GK早川友基のパフォーマンスが話題に。同選手は2025シーズンの明治安田J1リーグ全19試合フル出場でわずか15失点。セーブ数55でセーブ率79%とJ1トップレベルの結果を残している。

 それだけに、内田氏は「日本代表に入ると思っていたけど…驚いた」とコメント。日本代表GK陣のメンバー選考に首を傾げると、「難しいシュートを止めるけど、フィードも上手。(フィードを送る直前の)見ている場所とか。切り替えですぐに攻撃につなげることができる」と、攻撃面での貢献度も強調している。

 すでに北中米W杯出場を決めていることもあり、FW俵積田晃太(FC東京)、FW平河悠(ブリストル・シティ)など7選手を初めて招集した森保ジャパン。オーストラリア戦では俵積田、平河がデビューを飾ったほか、MF鈴木唯人(SCフライブルク)やMF佐野海舟(マインツ)ら代表から遠ざかっていた一部選手がスタメン出場した。

 ただ一方で、GK陣は谷、大迫敬介(サンフレッチェ広島)、鈴木彩艶(パルマ)と、3月の代表戦と同じ顔ぶれに。オーストラリア戦では谷が先発出場したが、0-0で迎えた47分に自らのパスミスからピンチを誘発。グラウンダー性のパスが自陣ペナルティエリア付近にいた相手選手のもとへ渡ったが、シュートは枠から外れた。このシーンをもとに、ネット上では谷のキックミスに対する厳しい声が相次いでいるほか、同選手がW杯本大会の日本代表メンバーに相応しくないとの意見も上がっている。