ヤゴ・ピカチュウ(写真左) 写真:Getty Images

 かつて清水エスパルスに在籍していたブラジル人MFヤゴ・ピカチュウに、ブラジル1部フォルタレーザ退団の可能性が浮上。海外移籍に向かっているほか、町田ゼルビアからの関心もあるという。

 フォルタレーザの情報に精通しているジャーナリストのロマーリオ・フェルナンデスは5月27日、町田からの関心を報道。ただ、正式オファーの有無には触れず、この時点では選手サイドが残留を望んでいるとみられていた。

 しかし、ブラジル『Diario do Nordeste』は6月5日に「ブラジル国外クラブが代理人に接触」とリポート。これによると、ピカチュウとフォルタレーザの契約期間は2025年12月までだが、契約延長交渉は進んでいない模様。現行契約には一定の出場試合数に到達したときに契約期間が自動延長される条項が盛り込まれているが、正確な出場試合数は公表されていないという。

 現在32歳のピカチュウは、2022年7月にフォルタレーザから清水へ完全移籍。J1残留へのキーマンとして期待されたが、J1リーグ戦12試合の出場でノーゴールという結果に終わり、チームもJ2へ降格。2022シーズン終了後に1年間の期限付き移籍によりフォルタレーザへ復帰した。

 復帰1年目にブラジル1部37試合の出場で7ゴール1アシストと結果を残し、2024年1月に完全移籍へ移行したピカチュウ。2024年9月にフォルタレーザと2025年12月までの契約延長で合意すると、2025シーズンもここまで公式戦31試合の出場で4ゴール2アシスト。ただ途中出場でプレーすることが多く、本人がスタメンでの出場機会増加を望んでいる可能性もある。

 契約満了の半年前に、海外クラブからの接触が報じられているが、町田をはじめとするJリーグクラブがピカチュウの獲得に動いている可能性も考えられる。