名古屋グランパス出身の日本代表DF藤井陽也と、横浜F・マリノス出身のDF角田涼太朗は、2025年夏の去就が不透明である模様。所属先のKVコルトレイクがベルギー2部へ降格したこともあり、退団の可能性が報じられる中、クラブが所属選手の現状を明らかにしている。
KVコルトレイクは6月5日、トップチーム所属選手の去就を特集。「新シーズンに向けて準備を始めるにあたり、現在契約中の選手を紹介する」としてポジション別に選手名を掲載している。このリストでは、DFに藤井の名前が含まれているだけに、同選手はひとまずコルトレイクのプレシーズントレーニングに参加するものとみられる。
一方で、コルトレイクは公式サイトで「クラブは角田に別れを告げる。彼の努力に感謝しており、さらなる活躍を祈っている」と、カーディフ・シティから期限付き移籍期間満了による退団を公式発表した。
現在24歳の藤井は、2024年1月に名古屋からコルトレイクへ期限付き移籍すると、2023/24シーズンの残留プレーオフでの活躍が評価され、6月に完全移籍へ移行。現在、コルトレイクとの契約は2028年6月30日まで残っているが、ベルギーメディア『Voetbal』は5月7日の時点で「彼はFIFAワールドカップ北中米大会での日本代表入りを目標としており、来季は必ず高いレベルの場所でプレーしたいと考えている」と退団の可能性を報道。一部ではブンデスリーガ昇格組のハンブルガーSVへの移籍が噂されている。
一方、現在25歳の角田は、2024年1月に横浜FMからカーディフへ完全移籍すると同時に、カーディフからコルトレイクへ期限付き移籍。海外挑戦から約3カ月後に大腿四頭筋の肉離れ等で長期離脱を余儀なくされると、2023/24シーズン終了後に一度コルトレイクを退団。カーディフでリハビリに励み、U21の公式戦でのプレーを経て、2025年1月に再びコルトレイクへ期限付き移籍。2月23日のベルギー1部リーグ戦以降、全試合でスタメン出場していた。
