古川陽介 写真:Getty Images

 MF古川陽介は2024/25シーズン終了後、元ヴィッセル神戸所属のFWルーカス・ポドルスキ擁するポーランド1部グールニク・ザブジェを期限付き移籍期間満了により退団。ジュビロ磐田への復帰を期待する声が相次ぐ一方、海外再挑戦の可能性もあるという。

 ポーランド『goal.pl』は6月5日、同国1部ポゴニ・シュチェチンの補強戦略を特集。これによると、シュチェチンは古川の獲得にも興味を示しており、すでに交渉が進行している模様。記事では「古川の契約解除金は40万ユーロ(約6,500万円)」「古川と磐田の契約期間は2025シーズン終了後までであるため、金額を下げるチャンスがある」と綴られている。

 古川は2024/25シーズンのポーランド1部リーグ戦24試合の出場で2ゴール2アシストをマークしたが、『goal.pl』は「彼のパフォーマンスは波がある」と伝えている。また、過去にシュチェチンでプレーした日本人選手について「赤星貴文が3年半にわたり主力選手として活躍した一方、失敗作の日本人選手もいた。泉澤仁(現FC岐阜)は1試合の出場で1ゴールという結果に終わった」と酷評している。

 古川のザブジェ退団の経緯については、ポーランドメディア『transfery』が4月11日、買い取りオプション行使の設定額が30万ユーロ(約4,900万円)だと伝えた上で、リーグ戦で2ゴールという結果をもとに残留が厳しいとの見方を披露。『Goal.pl』は5月18日、買い取りオプション行使の設定額を40万ユーロ(約6,500万円)とした上で、「ザブジェは40万ユーロという金額に不満を抱いている」「磐田が買い取りオプションの設定額を大幅に下げる場合のみ、完全獲得に動く」などと伝えていた。

 なお、シュチェチンは2024/25シーズンのポーランド1部リーグ戦を4位で終了。『goal.pl』によると、同クラブは古川にくわえて、日本代表MF旗手怜央やFW前田大然とチームメイトであるDFマイク・ナヴロツキ(セルティック)を期限付き移籍により獲得する可能性があるという。