
日本代表は6月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、オーストラリア代表と対戦。0-1で敗れたが、GK谷晃生(町田ゼルビア)のキックミスが話題を呼んでおり、GK陣メンバー選考の再考が求められそうだ。
谷は0-0で迎えた47分、バックパスをダイレクトで前へ蹴り出したが、グラウンダー性のボールは自陣ペナルティエリア付近にいた相手選手のもとへ。自らのミスからピンチを招いたが、味方選手の素早い攻守の切り替えもあり、失点はしなかった。
シュートが枠から外れて事なきを得たが、互いにスコアレスという試合展開もあり、谷のキックミスには厳しい指摘が。現状のパフォーマンスのままだと、W杯本大会でゴールマウスを守ることが厳しいとの意見も散見されている。
W杯本大会ではひとつのミスが試合結果に影響を与える可能性が最終予選よりも高くなる。すでに本大会出場を決めているとはいえ、オーストラリア戦はW杯を見据えた上での試合であることは間違いない。
それだけに、大迫敬介(サンフレッチェ広島)、谷、鈴木彩艶(パルマ)と前回活動時から顔ぶれが変わっていないGK陣のテコ入れは必至。9月以降、GK高丘陽平(バンクーバー・ホワイトキャップス)をはじめ、国内外で結果を残している守護神を招集する必要があるかもしれない。
なお、町田の正守護神である谷は、2024年10月5日に行われた明治安田J1リーグ第33節・川崎フロンターレ戦で自らのキックミスから相次いで失点していた。