サワラのシーズンは、秋が深まる頃ですが、初夏に回遊するイワシの群れを追いかけて播磨灘に来ます。特に、型の良いのが釣れる時期ながら、多少ギャンブル的な確率もあります。大型になるサワラはメスで、この時期は卵を持っていて数が出ないものの釣れれば、高級な美味い肴となってくれますので、釣りたい1匹です。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)
サワラ狙いのボートジギング
サワラは、サバ科です。同じ海域にいるブリ一族は、アジ科であって親戚筋ではありません。
サワラのおいしさは特筆もので、食いしん坊は釣りたいのですが、狙うとなると容易でないのがサワラです。歯が鋭く、普通のハリで活餌でも喰いますが、ハリスが歯に当たれば一瞬で切れますので、ルアーを使うのが正解になります。それでも、リーダーが飛ぶ危険は付きまといます。
そのおいしさから食いしん坊は、数で勝るハマチの群れから選り分けて狙いたい喰わしたいですが、なかなか手強い相手です。
ブレードジグの登場
昨今、40-100gのジグに回転するブレードとシングルフックのブレードジグというものが出現して、これを高速リトリーブすることで、光り輝くブレードが回転して、魚を惑わせるブレードジギングが広まりました。
サワラは高速遊泳力があり、泳ぎの速いハマチでもサワラには負けるそうです。ですから、このブレードジグを高速リトリーブして、ハマチが喰えないスピードで一直線に走らせます。高速リトリーブでハマチは追いつけなくても、サワラの直線スピードで追いついて、喰う。という図式です。

止めは禁物!
リトリーブで、止めの間を入れると数の多いハマチが喰ってきます。だから、止めを入れないで、ひたすら速く動かすことで、サワラを選り分けします。
嘘のような本当の話で、おまけに光ものが大好きなんです。また、喰っているベイトは、カタクチイワシが多いので、小さ目のジグを光らせながら泳がせると、もうたまらんになるはずです。