佐野海舟 写真:Getty Images

 マインツ所属MF佐野海舟は、6月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対オーストラリア代表、インドネシア代表)へ挑む日本代表に招集。ブンデスリーガで好成績を残した一方、鹿島アントラーズ退団後に不同意性交の容疑で逮捕されたこともあり、同選手の代表復帰を巡っては様々な意見が噴出。代表復帰への賛否に関して、男女で差がある可能性も考えられる。

 Xで300万人近くのフォロワーを持つインフルエンサーの滝沢ガレソ氏は5月末、佐野の代表復帰や森保一監督のコメント等を消化したほか、「代表復帰賛成派&反対派の論争が激化」などと周囲の反応にも言及。同選手の代表入りに賛成・反対のアンケートも実施している。

 同氏のアンケートは、のべ151,236票のうち「男性 どちらかというと賛成」が50.5%、「男性 どちらかというと反対」が24.6%、「女性 どちらかというと賛成」が6.6%、「女性 どちらかというと反対」が18.3%という結果に。男性では賛成派が反対派のおよそ2倍にのぼった一方、女性では反対派が賛成派を大きく上回っている。

 佐野は鹿島からマインツへの完全移籍が正式決定した直後の2024年7月に不同意性交の容疑で逮捕。その後、わずか数週間後に不起訴処分となり、マインツの主力選手として活躍。ブンデスリーガ全34試合スタメン出場で、リーグトップの走行距離(393.7km)をマークしただけに、ピッチでのパフォーマンスを評価する声は多い。

 性暴力、不起訴処分というキーワードをもとに、男女、そしてサッカーファンとサッカーファン以外の国民の間で意見に相違がある可能性などは、今もなおネット上で話題になっている。いずれにせよ、佐野の代表復帰に賛成、反対、そして無関心である国民が一定数存在することは明らかだ。