
元ブラジル代表DFアドリエウソンは、2025年6月30日をもってオリンピック・リヨンからベルギー1部アンデルレヒトへの期限付き移籍期間が満了。以前に浦和レッズ移籍の可能性が取りざたされていたが、2025年夏になって再び同選手の去就に注目が集まっているようだ。
現在27歳のアドリエウソンは、身長182cmで右利きのセンターバック。2019年6月にU22ブラジル代表の一員として第47回トゥーロン国際大会に参戦し、MF旗手怜央(現セルティック)やMF田中碧(現リーズ・ユナイテッド)ら擁するU22日本代表との決勝戦でもベンチ入りした実績があるほか、2023年10月にはA代表にも招集されている。
2024年1月にボタフォゴFRからリヨンへ完全移籍も、わずか9カ月後に期限付き移籍でボタフォゴへ復帰したアドリエウソン。期限付き移籍満了後の2025年1月には、浦和やトルコ1部トラブゾンスポルなどとの交渉が報じられていたが、結局アンデルレヒトへの期限付き移籍で決着している。
そのアンデルレヒトでは、ベルギー1部リーグ7試合の出場で1ゴールをマーク。上位6クラブのプレーオフでも3試合でピッチに立っていたが、4月下旬はコンディション不良により出番がなかった。
ブラジルメディア『UOL』が6月4日に伝えたところによると、ブラジル1部サントスが関心を寄せている模様。これによると、アンデルレヒト残留やリヨンでプレーの可能性は低く、サントスの他にブラジル1部グレミオも獲得に興味を示しているというが、記事ではサントスが負債を抱えている現状をもとに「サントスとリヨンの交渉は困難とみられる」と綴られている。
なお、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、アドリエウソンとリヨンの契約期間は2028年6月まで。『UOL』は「リヨンからの期限付き移籍の可能性は高い」と伝えている。ただ現時点でJリーグ移籍の可能性は報じられておらず。浦和は新戦力のDFダニーロ・ボザが守備陣の中心選手として活躍しているだけに、アドリエウソンの獲得に再度動くことは考えにくい。