
ベルギー人DFヤン・ファン・デン・ベルフは先日、オランダ1部NACブレダからジュビロ磐田へ完全移籍。Jリーグ挑戦の裏側を明かしているが、磐田幹部からのメッセージが響いたという。
現地メディア『Het Nieuwsblad』で6月4日に掲載されたインタビュー記事によると、ファン・デン・ベルフは磐田移籍の背景について、「多くの人が想像できるように、家族のために見過ごすことのできない高額な契約だ」とコメント。Jリーグクラブから届いた好条件のオファーに魅力を感じたという。
ただ、同選手には欧州でプレーを続けるという選択肢もあった模様。本人は「ベルギー1部やオランダ1部所属クラブからの関心もあったけど、(オランダ1部の)他クラブのためにNACから出ていくつもりはなかったよ」と語ったほか、磐田幹部と会った時の出来事をこう振り返っている。
「オランダ1部リーグのトゥウェンテ戦後に日本のクラブからの関心を知ったんだ。磐田の幹部が僕のところに来て、こう言ったんだ。『君のパフォーマンスに感銘を受けた』とね。それが(Jリーグ移籍の)きっかけだよ」
2025年1月19日に行われたNACブレダ対トゥウェンテで、フル出場したファン・デン・ベルフ。2-0で迎えた77分に失点したとはいえ、粘り強い守備でチームの勝利に貢献した。そのファン・デン・ベルフの発言内容を踏まえると、磐田は少なくとも半年前から同選手に関心を寄せていたとみられる。
なお『VI』が5月29日に伝えたところによると、ファン・デン・ベルフとNACブレダの契約期間は2026年6月まで残っていたが、選手サイドは移籍金80万ユーロ(約1億3,000万円)の一部を負担した上で、磐田へ移籍したという。