
ブラジル2部ヴィラ・ノヴァFC所属FWガブリエル・シルバには、以前からJリーグ移籍の噂が飛び交っているが、ここに来て国外移籍の可能性が高まっているという。
ヴィラ・ノヴァFCとの契約を2025年12月まで残しているという同選手の去就を巡っては、ブラジルメディア『soutigrao』が5月19日に「日本、ポルトガル、UAE国内クラブからオファーが届いている」と報道。クラブはオファー次第で放出に応じるとみられていた。
すると、ヴィラ・ノヴァFCの事情に詳しいジャーナリストのイゴール氏は6月4日、シルバの去就を特集。これによると、同選手は2025シーズンのブラジル2部リーグ戦で9試合以上ピッチに立ったため、契約上2部所属の他クラブへ移籍することが不可能に。2部所属の複数クラブが獲得に興味を示していたという。
また、ブラジル3部所属グアラニが獲得を狙っているが、選手サイドは3部でのプレーを望んでいないとのこと。現在は日本、UAE国内クラブと交渉しているが、2025シーズンいっぱいヴィラ・ノヴァFCでプレーする可能性もあるという。
現在26歳のシルバは、クイアバをはじめブラジル国内の複数クラブを渡り歩く中、2024年8月にヴィラ・ノヴァFCへ移籍。2025年1月にECアグア・サンタへ期限付き移籍したものの、パラナ州選手権で3アシストと結果を残すと、わずか2か月で復帰。ゴイアス州選手権全試合で途中出場し、スーパーサブとして同大会優勝に貢献すると、2部リーグ戦でもスタメン出場4試合、途中出場5試合とレギュラー定着に近づいている。
現時点で1部所属クラブからの関心は報じられていないが、ブラジル国内移籍の可能性がほぼ消滅したとみられるだけに、交渉の行方次第ではシルバがJリーグ移籍に傾く可能性も考えられる。