
パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)は、5月31日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦でインテル(イタリア1部)と対戦。フランス代表FWデジレ・ドゥエの2ゴール1アシストの活躍などで5-0と堅守の相手を粉砕し、初のビッグイヤーを獲得した。
そのPSGではブラジル代表DFマルキーニョスとエクアドル代表DFウィリアム・パチョがレギュラーとしてプレーしているなかで、センターバックの選手層が厚くはないことから獲得急務だと考えている模様。スペイン『アス』によれば、ラツィオ(イタリア1部)でプレーするスペイン代表DFマリオ・ヒラがそのターゲットだという。
PSGのスポーツディレクター(SD)を務めるルイス・カンポス氏はヒラのことを高く評価している模様。加えて、ルイス・エンリケ監督も同選手の俊敏性は守備陣に不足している要素を補える選手だと考えているようだ。
レアル・マドリード(スペイン1部)でプロキャリアをスタートさせたヒラは、2022年夏にラツィオへ完全移籍。対人守備の強さやビルドアップ能力の高さを武器に今季セリエA32試合に出場して1ゴールを記録した。
3月には追加招集ながらスペイン代表にも初選出された同選手にはプレミアリーグからもすでに2件のオファーが届いているというが、PSGからの関心が最も魅力的だという。ラツィオが同選手の売却時に移籍金の50パーセントをマドリードに支払わなければいけないため、できる限り移籍金を釣り上げたいと考えており、4000万ユーロ(約65億4000万円)と評価しているようだ。