「キャズム理論」ってご存知ですかね皆さん。SNSの書き込みを見て昔、マーケティングの仕事をする際に習ったことを思い出しました。

キャズムとは、イノベーションが広く普及する前に直面する“大きな溝”のこと。革新を好む一部の層(アーリーアダプター)と、現実志向の大多数(アーリーマジョリティ)の間には深い断絶があると言われています。

つまり、イノベーション(新しい考えや商品)は、最初に感度の高い人たち(SNS上の現役世代)には受け入れられますが、それを“普通の人々”に届けるには大きな“溝”=キャズム(Chasm)がある。

多くの挑戦はここで止まり、広がらずに終わる。一方で、一度この「キャズム」を乗り越えられれば、爆発的に普及する可能性がある。

今、年金・医療制度の改革を訴える私たちが直面しているのが、まさにこの「キャズム」です。

テキストのSNS上では広く受け入れられつつありますが、動画SNSではまだ今ひとつ、現実はまだまだと言ったところで、乗り越えるべき溝は深い。

でも、あと一歩という手応えを感じるのです。

溝に落ちて終わるか、乗り越えてイノベーションが爆発するか。残すところ2ヶ月弱の勝負です。

キャズムを超えろ。心を燃やせ。俺は俺の責務をまっとうする。現役世代をこれ以上苦しめない。

編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2025年6月3日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。