Jリーグ 写真:Getty Images

 ブラジル2部シャペコエンセ所属のブラジル人FWマリオ・セルジオには、すでにJリーグ移籍の可能性が報じられているが、ここに来て新たな動きがあったという。

 セルジオの去就を巡っては、ブラジル『Mais Sports』が5月29日に「シャペコエンセのもとに日本国内クラブからのセルジオ獲得オファーが届いた」と報道。オファーの内容は「保有権の50%取得で移籍金400万レアル(約1億円)」だったが、シャペコエンセはこれを拒否したという。

 すると同メディアは6月3日にもクラブ間交渉の行方をリポート。これによると、Jリーグクラブは金額を引き上げて再度オファーを提示も、シャペコエンセはまたもや却下。選手サイドはオファーを受け入れる意向を示しているが、クラブはセンターフォワードの選手層が薄いことを理由に、依然として同選手の放出に否定的だという。

 現在29歳のセルジオは、身長181cmで左利きのストライカー。ECバイーアやパイサンドゥSCなどブラジル国内複数クラブを渡り歩いており、2024年3月にミラソウFCからシャペコエンセへ移籍。加入1年目にブラジル2部リーグ戦30試合の出場で7ゴールを挙げているが、2024シーズン途中まで元FC東京所属選手のFWペロッチとチームメイトだった。

 そして迎えた2025シーズンは、サンタカタリーナ州選手権全15試合スタメン出場で7ゴールを奪うと、ブラジル2部リーグ開幕から7試合続けて先発出場し、3ゴールをマーク。ただ、5月17日の第8節クイアバ戦から2試合続けて出番がない。

 なお、セルジオは5月末の時点で鹿島アントラーズ所属FWレオ・セアラのインスタグラムアカウントをフォローしている。また、同選手のエージェントである『マルシオ・ビッテンコート・スポーツ』社は、FWカピシャーバ(清水エスパルス)、MFマテウス・ペイショット(ジュビロ磐田)、FWデレク(ジェフユナイテッド千葉)、DFパトリック・ウィリアム(京都サンガ)も顧客に持っている。