
インテル(イタリア1部)は、5月31日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦でパリ・サンジェルマン(フランス1部)と対戦。2年ぶりの決勝戦となったなかで、前半から劣勢な展開となり、最終的に0−5の大敗を喫して準優勝に終わった。
そのなかで、インテルは2021年からクラブを率いてセリエA制覇など複数タイトルをもたらしたシモーネ・インザーギ監督が今季限りで退任することを発表。イタリア人指揮官はアル・ヒラル(サウジアラビア1部)への就任が濃厚とみられている。
イタリア『スカイ』によれば、後任探しに着手しているインテルはコモ(イタリア1部)を指揮しているセスク・ファブレガス氏と初めて直接コンタクトをとった模様。インテル陣営は就任の可能性を探るための話し合いを行なったという。
しかし、過去にローマ(イタリア1部)やバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)からのオファーを拒否したセスク氏はまだ正式な承諾をしておらず、現在はオファーを慎重に検討している模様。コモとの約束を優先していた同氏は、インテルからのオファーは非常に魅力的だと考えているようだ。
なお、インテルはスペイン人指揮官との交渉が破談に終わった場合に備えて、過去にインテルの下部組織を指導していたパルマ(イタリア1部)のクリスティアン・キブ監督、クラブOBであるジェノア(イタリア1部)のパトリック・ビエラ氏を候補に含めているようだ。仮に今夏に開催されるクラブワールドカップまでに新指揮官が決まらなければ、U-23チームの監督に内定しているステファノ・ベッキ氏が暫定的に指揮するようだ。