いや、何学校で寛いでんねん。

ほら!君!飛び込まない!

学童イスひとつでこのような世界が造れることに感心します。

「もつ」のコーナーに現れた物体たち。これはなに…?

ここは「もちてのむれ」。

横から見ると様々な「持ち手」が壁に突き刺さっていることがわかります。かなづちや錐などの工具や包丁などの調理器具、ボールペンなどの文具に至るまで道具にはそれぞれの利用にあった持ち手のデザインがあることを教えてくれます。

持ち手の前に張られたロープはさまざまな形をした手が持っていました。芸細か!

「デッサンあ!」のコーナーではバイクのデッサンを実践することができます。調子に乗って私も慣れない絵を描いてみますが、

…しょっぼい!

こういうデザインの芸術展に来る方は総じて絵がうまい。描いた絵はスキャンすることで大画面に映し出されますがみなさん上手なんですよねぇ。ボクの、みないで・・・

芸術展のラストコーナー「DO IT!」ではさまざまな動きと映像がシンクロし、実際に体を動かすことを通じて日常生活とデザインの関係を知ることができました。

最後はありがとうの「あ」でお別れ。

デザインというと才能のある芸術家たちのもので、自分とは縁遠いものと思ってしまいがちになりますが、身近なものの中にもデザインは存在し、人々の行為の中に溶け込んでいるものなのだということを実感することができる芸術展でした。

Eテレのデザインあneoを見ていない方でも十分楽しめる展示会だと思います。お子さんも楽しめると思いますので家族連れでもデートコースでもぜひ立ち寄ってみてもらいたいなと思います。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2025年6月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。