電源開発(Jパワー)は29日、土壌改良資材を開発・販売するスタートアップ(新興企業)のTOWING(名古屋市)に対し、第三者割当増資で数億円を出資したと発表した。農業分野への出資は初。Jパワーのエネルギー関連技術と、TOWINGが持つ農業分野の先端技術を融合し、脱炭素に向けた新規事業の創出につなげる。
TOWINGは、もみ殻や樹木の剪定枝などを原料に、土壌改良資材である高機能バイオ炭を開発・販売している。未利用のバイオマス資源の活用や農地への炭素固定により、温室効果ガス削減効果が期待できる。Jパワーは出資を通じ、TOWINGの技術開発を加速させる考えだ。(了) (記事提供元=時事通信社) (2025/05/29-16:05)