■監督の仕事とは?
そんな井口氏は、ロッテ監督就任1年目の18年は5位、19年は4位だったが、20~21年は2位に導いた。
チーム作りで心がけていたことがあり「自分が選手のとき、監督の一言って非常に重いなって感じてました。監督の言われたことやらざるを得ないので」とし、「常にコミュニケーションは取るんですけど。技術面に関して言えば、必ずコーチを通して選手に伝えてた。選手への伝え方をコーチとミーティングしながら、選手の意見を色々聞くようにはしてた」と告白する。
「その球団で育ってきた人たちがコーチになってますし。その辺をどう動かすかっていうのも監督の仕事。万年Bクラスの選手たちがコーチになってるわけですから。コーチの“当たり前の意識”っていうのも変えていかなくちゃいけないって思いはありました。だから最初の1年は非常に苦労しました」と明かした。