
鹿島アントラーズ在籍歴のあるMFディエゴ・ピトゥカは、2025年夏のJリーグ移籍が濃厚である模様。ブラジル1部サントスでブラジル代表FWネイマールやMFジョアン・シミッチ(元名古屋グランパス、川崎フロンターレ)らとチームメイトだが、すでにJリーグクラブから巨額オファーが届いているという。
2025年3月の時点で、Jリーグクラブからの問い合わせがあったというピトゥカ。2024シーズンと異なり、2025シーズンは序列低下の傾向にあるだけに、以前からサントス退団の可能性が取りざたされている。ブラジル『UOL』のルーカス記者は5月31日、アトレチコ・ミネイロ、ECバイーア、フォルタレーザ、サンパウロからの関心を報道。ただ、選手サイドはブラジル国内移籍を望んでおらず、Jリーグクラブから好条件のオファーが届いた場合、Jリーグ移籍を検討するとみられていた。
すると、ブラジル『Bola Vip』は6月2日に「Jリーグクラブがピトゥカの獲得に向けて、移籍金800万レアル(約2億2,000万円)のオファーをサントスに提示」とリポート。選手本人は移籍の意思を示していないが、記事では「この数日間で、彼の去就は決まるだろう」と綴られている。
また『Bola Vip』など現地の複数メディアは、2024/25シーズンまでギリシャ1部パナシナイコスでプレーしたMFウィリアン・アランの獲得に迫っていると報道。ピトゥカと同じくボランチを本職とする選手を迎え入れるとみられるだけに、サントスが元鹿島MFを放出する可能性は高いと考えられる。
現在32歳のピトゥカは2021年から鹿島でプレーし、2023シーズン終了後にサントスへ復帰。2024シーズンはブラジル2部リーグ戦36試合の出場で4ゴール3アシストと、ファビオ・カリーレ元監督のもと中心選手として1部昇格に大きく貢献した。Jリーグでの実績が十分である同選手の移籍先候補がどこなのか多くのファンが気にしているはずだ。