
J1の柏レイソルは6月2日、FW木下康介がサンフレッチェ広島へ完全移籍することを公式発表した。
木下は昨2024シーズンに柏へ加入し、J1で38試合10ゴールと結果を残した。今2025シーズンも14試合で3ゴール2アシストを記録していた中での放出に、柏サポーターからネット上で疑問の声が届けられた。
昨シーズン終了後にオファーがあったにも関わらず、木下が柏への残留を選んだ背景には、監督交代によって自身の起用法が変わるかもしれないという期待があったのではないかという見方がある。2021年に浦和レッズで共闘した柏のリカルド・ロドリゲス監督との再会に木下が希望を託していたのではという意見も出た。
また、「リカルド監督のサッカーにマッチするFWってどんなタイプだろう?」という疑問に対して、「実はプレス強度という意味では木下は一番低かった」というコメントもあり、戦術面での不一致が移籍の背景にあったのではないかという憶測も出ている。
一方で、出場時間が限られる中でも結果を出し続けていたことは、サポーターの間で高く評価されている。特に昨シーズン途中出場が中心ながら二桁ゴールを挙げていたにも関わらず、今シーズンも出場機会が限定的だった。その現状に対して、もはや本人も我慢の限界を感じたのではないかという声もある。
また、「このタイミングで木下を出すということは、代役を獲る目処が立っているからですよね?」というコメントもあり、今後のクラブの補強方針に対する期待も表れている。
柏は直近リーグ3試合で1分2敗、得点2・失点7と苦戦しており、チームの再構築が急務なのは間違いないだろう。