マイケル・オルンガ 写真:Getty Images

 元柏レイソル所属選手のケニア代表FWマイケル・オルンガは、2024/25シーズン限りでカタール1部アル・ドゥハイルSCを退団。Jリーグ移籍待望論が湧き、一部で浦和レッズからの関心が報じられるなか、ここに来て選手サイドに新たな動きがあるという。

 オルンガの去就を巡っては、ケニア関連のサッカー事情に詳しいスポーツコンサルタントであるオレ・テヤ氏が、5月30日にJリーグ再挑戦の可能性を報道。「彼の獲得に興味を示していると言われているクラブのひとつが、浦和レッズだ」と、FIFAクラブワールドカップ参戦クラブへ加入する可能性もあわせて伝えたが、同クラブからの正式オファーの有無には触れていない。

 浦和からの関心報道もあり、オルンガのJリーグ復帰を期待する声はさらに高まっているが、UAE紙『アル・ハリージ』は6月2日に「ドバイに拠点を構えるクラブが、オルンガの獲得に向けて交渉をスタートした」とリポート。記事では「彼は2024/25シーズンのカタール1部リーグ戦で12ゴール2アシストを挙げた」などと、同選手の成績が紹介されているが、獲得に乗り出しているクラブ名やJリーグ移籍の可能性には触れられていない。

 一方、中東メディア『365スコア』は5月28日の時点で、UAE移籍の可能性がないと報道。「彼は別の経験を求めており、数週間以内に発表する予定」と伝えていたが、『アル・ハリージ』の報道内容を踏まえると、同選手を取り巻く状況がここ数日間で一変する可能性も考えられる。

 現在31歳のオルンガは、2018年8月から2シーズン半にわたり柏に在籍。絶対的ストライカーとして、J1昇格に貢献したほか、2020シーズンにはJ1リーグ戦で28ゴールを挙げ、J1リーグ得点王とJリーグMVPのタイトルを獲得。2019年のJ2最終節で京都サンガから8ゴールを奪うなど、驚異的なパフォーマンスで日本のサッカーファンに衝撃を与えた。